ベランダや庭の小さなスペースで育てる「食べられる庭」。手軽に始められる一方で、「気づいたら枯れていた」「実がつかない」など、意外と多くの落とし穴もあります。
この記事では、「食べられる庭」をこれから始める人がつまずきやすいポイントを、実際の体験を交えてご紹介。記事を読むことで、枯らさず・実らせ・収穫を楽しむコツが分かります。
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実際に失敗すると焦るので、失敗しないよう予防策なども書いています。ぜひご覧ください
気を付けて!よくある失敗5選と対策
失敗①:【苗の購入ミス】元気そうな苗を選んだつもりが、数日でぐったり…
よくある原因
- 葉ばかり大きく、根がしっかりしていなかった
- 根詰まりしている苗だった
- 植え替えのタイミングや方法を誤った


この葉っぱは成長してから黄色くなっていますが、購入前から黄色い葉がある苗は病気の可能性あり。他の健康な苗を選びましょう。
対策
- 苗を選ぶときは、葉の色とハリ+根元の茎がしっかりしているかを確認しましょう
- ポットの底から根が出ている場合は、根詰まりのサイン
- 植え替え時には根を傷めないように丁寧に扱い、植え付け直後は半日陰で数日養生すると活着しやすくなります
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苗を選ぶときにグラグラするなら根張りが弱く、ポットを軽く押してカチカチなら根詰まりしているかも。種類によっては根を切ったりほぐして対処できますが、初心者は適度な根の苗を選ぶことが最も楽できます
失敗②:【虫の被害】ラズベリーが急に枯れてしまった
よくある原因
- 根に潜む虫がいることを知らず、コガネムシの幼虫による根の食害を受けた
- 株元にマルチを敷いておらず、産卵・発生を防げなかった
対策
- 鉢植えの場合は土の表面に防虫ネットやバークチップなどでマルチング
- 幼虫が出たら、土を取り除いて根洗い+清潔な培養土に植え替え


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産卵されてるかどうかは販売員でも分からないそう。「1年目に被害が出るのはしょうがない。被害が出たらすぐに対策しよう」という気持ちでいるとストレスが少ないですよ
失敗③:【水やりの失敗】水やりのタイミングが分からず、根腐れや水切れに
よくある原因
- 「朝晩しっかり水やり」という思い込みで、過剰に与えていた
- 逆に、乾燥しすぎて根がダメージを受けた
対策
- 鉢底から水が出るくらいの量を与え、受け皿の水は捨てる
- 土の表面が乾いてきたら指で1~2cm掘って確認
- いちじくのように葉のしおれ方で水切れサインが分かりやすい植物もあるので、観察する習慣を
失敗④:【雨風対策を怠った】風や雨で倒れる
よくある原因
- ベランダで風を甘く見ていた
- 鉢を風の受けやすい位置に配置してしまった
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私はミニトマトの背の高い支柱に雨除けカバーをかけたため、風をモロに受けて倒してしまいました…
対策
- 防風ネットを植物や鉢から離して使用
- 突風が吹く日は鉢を寄せて固定する、地面に下ろす
- 庭植えなら支柱をしっかり立て、誘引や結束もこまめに
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葉や茎が大きく茂ってくると、それだけ風を受けやすくなります。多少、葉を間引くのも一つの方法です
失敗⑤:【収穫時期を見誤った】育てたけれど、食べるタイミングを逃した
よくある原因
- バジルやシソなど、収穫の適期を知らなかった
- 実がなったことに満足してしまい、収穫が遅れた
対策
- 収穫は「少し早め」を意識(若い葉や実の方が柔らかく香りも良い)
- 収穫の適期やコツは栽培カレンダーや個別記事にリンクしておくと便利
- 食べ方までセットで考えると「食べられる庭」の楽しみが倍増します!
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私もSNSなどで収穫報告や適期のお知らせをしているので、あなたに合った方法を選んでみて!
おわりに|失敗も「育てる庭」の一部です
植物は思い通りにならないことも多いですが、だからこそ学びと気づきの宝庫。失敗したからこそ次に生かせることもたくさんあります。
「うまくいかなかったらまた挑戦すればいい」と思えるのも、家庭菜園の魅力。小さな成功と小さな失敗を積み重ねながら、自分だけの「食べられる庭」を育てていきましょう。
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