摘んだハーブ、つい余らせていませんか?
「ハーブを収穫したはいいけれど、使い道が思い浮かばなくて結局しおれてしまった・・・」
せっかくベランダや庭で育てたハーブ。「少しだけ使いたい」と摘んだものの、余った分がそのまま冷蔵庫でしおれてしまう・・・そんな経験はありませんか?
実はハーブは、乾燥させて保存すれば長持ちし、日々の料理や暮らしの中で活用する幅がグッと広がります。
この記事では、初心者でもすぐにできる「ドライハーブの作り方と活用法」をわかりやすくご紹介します。
ハーブを無駄にしない!乾燥保存のメリット
- 長期間保存できる(半年〜1年)
- 少しのスペースで大量に保存可能
- お茶・料理・クラフトと使い道が豊富
- 香りが凝縮されて、少量でも風味がしっかり出る
特に家庭菜園では、一度にたくさん収穫できることも多いので、「摘んだらすぐ乾燥」が習慣になると無駄がなくなります。
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フレッシュハーブとはまた異なる風味になります。フレッシュハーブとドライハーブ、どちらの良さを味わえるのも家庭菜園の良さですね
初心者でも簡単!3つのドライハーブの作り方
① 吊るして乾かす(エアドライ)
向いているハーブ:ローズマリー、タイム、ミント、ラベンダーなど
- 風通しのよい場所で、束ねて逆さまに吊るす
- 直射日光は避け、日陰で1〜2週間ほど乾燥
- 葉がカラカラになったら、手でほぐして保存容器へ
麻ひもや洗濯ピンチハンガーを活用すると便利です。
② 電子レンジで手軽に乾燥
向いているハーブ:バジル、シソ、イタリアンパセリなど水分の多い葉物系
- キッチンペーパーを敷いた耐熱皿にハーブを並べる
- ラップはせず、600Wで30秒~1分ずつ様子を見ながら加熱
- パリッとしたら、冷ましてから密閉容器へ


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私は耐熱皿を使わずにキッチンペーパーで挟んでレンチンしてもできました。やりやすい方法でお試しください
③ オーブンを使って低温乾燥
向いているハーブ:ほぼすべて。均一な乾燥ができるので安定性◎
- クッキングシートを敷いた天板にハーブを重ならないように並べる
- 100℃以下の低温で30分〜1時間加熱
- 完全に水分が抜けたら冷まして保存
途中で裏返すとムラが防げます。
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夏の車内(約50℃)で乾燥させる方もいました。エアドライより高温かつ焦がさないように乾かすのがポイント!
保存方法と注意点
- 完全に乾燥してから保存する(湿気はカビの原因)
- ガラス瓶や密閉袋に乾燥剤を入れて保存
- 高温多湿・直射日光を避けた場所に置く
保存期間の目安は6ヶ月〜1年。香りが弱くなってきたら、早めに使い切るのがおすすめです。
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ドライハーブを冷蔵庫や冷凍庫に入れると室温に戻した時の水分でダメになってしまいます。保管は引き出しなどの冷暗所に置きましょう
ドライハーブの活用アイデア3選
1. ハーブティーにしてリラックスタイムを
ミント、カモミール、レモンバームなどは、乾燥させたものをティーポットに入れて熱湯を注ぐだけで、香り高いハーブティーに。
子どもと一緒に「夜のおやすみティー」タイムにもぴったり。


2. 料理のアクセントに
- ローズマリー → 焼き野菜やポテトに
- オレガノ → トマト料理に
- タイム → 煮込みやスープに
乾燥ハーブは生よりも香りが強く出るので、少量から試すのがポイントです。
3. ハーブサシェやバスソルトに
ラベンダーやミントを布袋に入れて、引き出しの香りづけやリネンの虫除けに。
また、お塩と一緒にバスタブに入れれば香りのアロマバスとして楽しめます。
まとめ|「育てて使う」がもっと楽しくなる
摘んだハーブをその場だけで使い切るのはもったいない。少しの工夫で、暮らしに寄り添う“使えるストック”に変わります。
ベランダでの収穫が楽しくなると同時に、季節を閉じ込めるような楽しみ方も生まれます。まずは手元にあるハーブを、1種類だけでも乾燥させてみましょう。
「余ったら乾燥」と思えるだけで、収穫の喜びがぐっと広がりますよ。
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