初心者向け果実を育ててみて!
「ラズベリーって家でも育てられるの?」
そう思った方にこそ読んでほしい、ベランダでも始められるラズベリー栽培の魅力とコツを、初心者向けにやさしく解説します。
ベランダや小さな庭でも甘い実を楽しめるラズベリー。実は家庭菜園にとってもおすすめの果樹なんです。この記事では、育てる前に知っておきたい基礎知識から、実際の育て方、狭いスペースで失敗しにくいポイントまでを網羅してお届けします。
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私も果物を育てるにあたって桃やぶどう等、様々な果物の栽培について調べましたが、ベリー系は特に育てやすい印象を持っています
ラズベリーってどんな果物?
特徴と品種の違い(赤・黄・黒)
ラズベリーはバラ科の果樹で、世界中で愛される果実の一つ。
大きく分けて「赤(レッドラズベリー)」「黄(ゴールデンラズベリー)」「黒(ブラックラズベリー)」の3種類があります。
色 | 特徴 | 品種 |
---|---|---|
赤 | 最も一般的で、甘酸っぱくフレッシュな風味 | インディアンサマー※、サマーフェスティバル※など |
黄 | 優しい甘みで酸味が少なめ。子どもにも人気 | ファールゴールド、オレンジピコ※など |
黒 | やや渋みのある濃厚な味で加工向き。 ポリフェノールも豊富 | ブラックキャップ、ロイヤルパープルなど |
※のある品種は二期成り(1年で2シーズン収穫)のもの。より長く収穫を楽しめますよ。
家庭菜園では赤や黄が育てやすく、ベランダや鉢植えにも向いています。
スーパーのラズベリーとの違い
市販のラズベリーは輸送の関係で完熟前に収穫されることも多く、家庭で完熟した実を味わうと、その甘さと香りに驚く人が多いです。
摘みたてを食べられるのは、自家栽培の特権です。
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生の採れたてラズベリーを頬張った時の口いっぱいに広がる甘さと程よい酸味はやみつきになりますよ
なぜ家庭栽培に向いているの?
- 鉢やプランターで育てやすい
- コンパクトなスペースでも収穫可能
- 毎年収穫できる多年草
- 手間が少なく、収穫までのスピードも早い(1〜2年)
「果樹」と聞くと難しそうに思われがちですが、ラズベリーは“ベリー系の中で一番手軽”とも言われる果樹です。
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ブルーベリーは実をつけるために、2株植える必要がありますが、ラズベリーは1株で自家受粉して実をつけてくれるのも嬉しいポイント!


ラズベリー栽培に必要なもの


プランター or 鉢の選び方
ベランダ栽培では8号以上(直径24cm以上)の深型鉢や大型プランターがおすすめ。根が深く伸びるため、しっかりしたサイズを選びましょう。
また、ラズベリーは地下茎で増えるため、地植えにすると広がりすぎて困る場合も。初心者は鉢植え管理がしやすいです。
土と肥料の準備
- 土: 「ベリー用の培養土」がpH調整もされていておすすめ。「果樹用培養土」や「花と野菜の土」でもOK
- 元肥: 肥料含有の土でなければ緩効性肥料(マグァンプKなど)を土に混ぜておきます
- 追肥: 収穫後・葉が枯れ落ちる前に固形肥料を与えるか液肥を2週に1回程度
pHは弱酸性(5.5〜6.5)が理想。植物を育てた土は酸性側に傾くため、必要に応じて石灰(苦土石灰、有機石灰など)を撒くと良いでしょう。
また、排水性のよい土を選ぶと根腐れを防げます。
苗の選び方


園芸店や通販で手に入るラズベリー苗。おすすめは”1年生苗(ポット苗)”で、3月ごろに植えると育てやすいです。
関東から西にかけての地域では、秋植え(9~11月ごろ)もおすすめ。
- 葉の色が健康である(黄色・茶色の葉がない)
- 幹が太くしっかりしている
- 根詰まりしていない(鉢底から根が飛び出していないか)
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私は4月ごろに植えました。おすすめ時期からやや遅いので成長するか心配でしたが、芽吹いて葉が出てきたので安心した覚えがあります
小さなスペースで育てるコツ
ラズベリーは支柱やフェンスを使って“縦に伸ばす”工夫をすることで、狭い場所でも収穫量を増やせます。
- ベランダの柵やトレリス(輪っかのついた支柱)にひもで誘引
- 誘引は複数か所で行って枝を広げる
- 日照を確保できる位置に鉢を移動
風通し・日当たり・排水性の3つがそろえば、ベランダでも十分な実が収穫できます。
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植え替えてから2週間ぐらいは室内で様子見ていましたが、外に出して日を当て始めたらぐんぐんと伸びていきました。それぐらい日当たりは重要なんだと実感しています
まとめ|小さな挑戦から始めよう
ラズベリーは、「家庭で果樹なんて無理…」と思っていた方にこそ挑戦してほしい植物です。
スペースが限られていても、工夫次第で立派に育てられ、季節の楽しみが一つ増えます。
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実は我が家では今年、コガネムシの被害によりラズベリーが枯れかけてしまい本当にがっかりしました。ですが、挿し木にチャレンジして、また芽吹いてくれるか見守っています
失敗も含めて“たべる庭”のストーリー。あなたもぜひ、ラズベリーとの暮らしを始めてみませんか?
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