「家庭菜園を始めてみたいけど、道具って何を揃えればいいの?」
そんな悩みをもつ方に向けて、今回はベランダ菜園に本当に必要な道具だけを厳選してご紹介します。
私自身、最初は何を揃えればいいか迷い、100均でそろえたり、使わなかった道具を買ってしまったこともありました。この記事では、そんな経験をふまえ、最小限で始められて、長く使える道具を中心に紹介します。
ベランダ菜園、まず考えたいのは「目的」と「スペース」
道具をそろえる前に大切なのは、「何をどこで育てたいか」という目的と場所の確認です。
- 料理に使えるハーブを育てたいのか?
- 子どもと一緒に育てて食育に活かしたいのか?
- 将来的に少しでも自給自足を目指したいのか?
目的によって必要な道具は変わってきますが、共通して必要になる基本のアイテムは意外と少ないです。
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例えば、「バジル」を「室内」で栽培していたら大型の支柱や防鳥ネットは付けずに済みますね。ざっくりとイメージを持ってもらえたらOKです
最小限で始められる!ベランダ菜園の道具7選
ここからは、私が実際に使って「これはあって良かった」と感じたものを中心に、7つの必需品を紹介します。
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この7選の商品はいずれもダイソーやセリアなどにありました。買って試してみて、「この道具はより良いものを使いたい」と感じたら買い替えるでもOKです


1. スコップ(移植ごて)
小さめのスコップは、土を掘ったり、植え付けるときに使います。
100均のものでも十分使えますが、グリップ付きのしっかりしたタイプだと手が疲れにくくおすすめです。
2. ジョウロ(またはペットボトルノズル)
水やりは毎日の基本。ベランダなら1L〜2Lサイズの小さなジョウロで十分です。
物を増やしたくない方には、ペットボトルと100均のペットボトルノズルでもOK。
3. 園芸用手袋
素手でも作業はできますが、手が汚れにくくなるうえに、怪我防止にもなるのでおすすめです。
夏場は通気性のよい素材が快適。ピッタリしたサイズを選ぶと、細かい作業がしやすくなります。
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実は私はそれほど虫が得意ではなく、植物についた虫を手で捕殺したときの体液が苦手でした・・・。軍手などよりは、園芸用の手の平が防水になっているものをおすすめします
4. 枝切りばさみ
バジルやトマトの収穫、摘芯(先端をカットして枝数を増やす作業)に欠かせません。
キッチンばさみで代用はできますが、剪定後の洗浄が手間に。専用ばさみの購入をおすすめします。
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1年以上はダイソーの枝切りばさみを使っていますが、切り花程度の太さの茎なら問題なく切れていますよ
5. 育苗ポット・鉢
ハーブやトマトを種から育てたい方は育苗ポットがあると便利。
あるいは、市販の苗を買うなら最初から6〜8号程度の鉢やプランターが必要になります。
6. 支柱&麻ひも
トマトやラズベリーは、成長にあわせて支えが必要です。
私は100均の支柱と園芸向けのビニールひもを使っています。見た目もナチュラルで、ベランダの景観を壊しません。


7. 土入れ or ペットボトルじょうご
袋からプランターに土を移すとき、シャベルでは意外と土がこぼれて掃除が大変。
100均で売っている「土入れ」や、ペットボトルを横半分にカットした簡易じょうごでも代用できます。
あると便利!+αのアイテム


- 鉢皿(ベランダ床を汚さない)
- 液肥用の計量カップ(希釈を正確に)
- 鉢底ネット(排水と根腐れ防止に)
- ネームプレート(品種や植え付け日を記録)
どれも安価で揃えられるので、必要に応じて買い足していくのがおすすめです。
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上の画像のように、鉢底ネットの代用として鉢底石+排水溝ネットでもOKです。これらの商品も手に入れやすい価格なのは嬉しいポイント
実際に使っている道具と感想
私は以下の組み合わせで栽培をスタートしました:
- 枝切りばさみと手袋はダイソー製。耐久性も悪くありません。
- 支柱はミニトマト用に長いものを使っていますが、長さを調整できるタイプでも良かったと後悔。
- 剪定ばさみだけは切れ味にこだわって園芸専門店のものを購入しました。
枝切ばさみ(緑の柄の方)は6mm程度の枝しか切れず、木質化したローズマリーなどは全然切れない・・・!
同じように困ったとしたら、多少奮発して剪定ばさみを購入すると作業が快適です


初期投資は2,000円かからない程度。初期費用がほとんどかからないのも家庭菜園の良さだと思います。
おわりに|道具より「育ててみたい気持ち」が大切
たしかに、道具を一気に揃えようとすると構えてしまいがちです。
でも、必要なものは「育てる中で自然と分かってくる」のが実体験でした。
まずは、最小限の道具で一つの植物を育ててみること。
それが、あなたの「食べられる庭」への第一歩になるはずです。
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